叢書vol.2『アニエス・ヴァルダ 愛と記憶のシネアスト』刊行、web通販スタート

neoneo編集室が刊行する「ドキュメンタリー叢書」の第2弾。『アニエス・ヴァルダ 愛と記憶のシネアスト』が刊行されました。下記のフォームから、送料無料、合計2000円でneoneo編集室より、web通販で直接ご購入いた

【文学と記録⑨】太宰治と「隠沼」〜前編:『津軽』〜 text 中里勇太

 戦時中の一九四四年、太宰治は『津軽』(*)という小説を書いている。  津軽半島の中ほどにある金木で生まれた太宰は、上京までのあいだに、叔母の家があった五所川原、中学時代を過ごした青森、高校時代を過ごした弘前といった町に

【連載】ウディ・アレンの逆説 ポスト・トゥルース時代のスキャンダル⑤ text 大内啓輔

ウディ・アレンと運命論 転換点としての『マッチポイント』 ウディ・アレンのフィルモグラフィーの分水嶺となる作品とは何か。商業的な成功と、作家としての批評的な評価という点において、第一に名前が上がるのは『アニー・ホール』(

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2018年10月1日、僕はブラジルはサンパウロに到着した。季節は春。インターネットの情報から、ブラジルがいかに危険な場所か、嫌になるほど目にしていたので体は緊張で強張っている。日が暮れかかったころに到着した中心街には「悪

【東京ドキュメンタリー映画祭特別Review】“困窮邦人”のなれのはて~歯のない男の悲歌《エレジー》~ 『ベイウォーク』 text 松崎まこと

 昨年は、「東京ドキュメンタリー映画祭2020」の審査に関わり、短編・長編問わず、日本のドキュメンタリー作品数十本をモニターした。その中の複数の作品で、思わずギョッとした瞬間がある。  “歯のない者”。……その登場がいつ

【Review】市庁舎の外――フレデリック・ワイズマン『ボストン市庁舎』 text 原田麻衣

 ボストンの風景から市庁舎の外観のショット、そして市庁舎のなかへ。多くのワイズマン作品がそうであるように、この作品もまた主題となる「建物」を取り巻くショットから始まる。そしてたいてい、その後に続くのは建物のなかで起きる出

【東京ドキュメンタリー映画祭特別Review】奇跡の出会いが解き明かす「混血児」と生き別れた母の絆――『Yokosuka 1953』 text 井上健一

 「いろいろな困難があったけど、ドラッグにもお酒にも溺れずに、自分を大切にして生きてきました」  66年ぶりに訪れた故郷・横須賀で自らの半生を涙ながらに振り返った後、こう語るバーバラ・マウントキャッスル(日本名:木川洋子

【Review】喪失と再生の先に――『ドライブ・マイ・カー』 text 若林良

 濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が公開されている。村上春樹の短編小説集『女のいない男たち』(文春文庫)に収録された同名の短編小説を原作とし、6月に行われたカンヌ国際映画祭では脚本賞をはじめ、計4つの賞を受賞した。

【Review】封印されていた音楽フェスを知って――『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』 text 澤山恵次

本作に収録された、ハーレム・カルチュラル・フェスティヴァルが開催されたのは1969年。当時は固定カメラによる撮影が基本だろうから、見たいミュージシャンの演奏の瞬間を捉えたショットなど最初から期待はせずに観たが、監督である

【Review】こどもとおとな、自由と事情ーー『屋根の上に吹く風は』 text 加納土

 鳥取県の山あいにその「学校」はある。新田サドベリースクール。この映画は新田サドベリースクールの1年を追ったドキュメンタリー映画だ。鳥取といえば、で真っ先に浮かぶのは鳥取出身で、僕の大好きな漫画家の水木しげるだ。「おばけ

【連載】ウディ・アレンの逆説 ポスト・トゥルース時代のスキャンダル④ text 大内啓輔

「ポストモダニスト」としてのウディ・アレン 異例の注目を集めた『夫たち、妻たち』 連載ではここまで、映画作家ウディ・アレンの軌跡を辿りながら、アレンがいかなる語りの戦略のもとで「ウディ・アレン」というオンスクリーンのペル

【Report】当たり前の自由を勝ち取った「表現の不自由展かんさい」 text 宮崎真子

 「表現の不自由展」がたどった道のり  7月18日大阪天満橋朝8時過ぎ、既にむっとする暑さ!「表現の不自由展かんさい」最終日。会場のエル・おおさか(大阪府立労働センター)入り口には入場の為の整理券を求める老若男女市民がず

【連載】ウディ・アレンの逆説 ポスト・トゥルース時代のスキャンダル③ text 大内啓輔

セレブリティの生態学 ウディ・アレンはそのキャリアを通じて、「スター・システム」に強い関心を寄せてきた映画作家である。実質的な監督デビュー作である『泥棒野郎』(1969)では、幾度となく犯罪に失敗しては、そのたびに刑務所

【連載】ウディ・アレンの逆説 ポスト・トゥルース時代のスキャンダル② text 大内啓輔

ウディ・アレンの誕生 ウディ・アレンのキャリアを改めて振り返るとき、1977年に公開された『アニー・ホール』について語ることを避けては通れないだろう。アレンとマーシャル・ブリックマンの共同脚本による『アニー・ホール』は、

【文学と記録⑧】ジョン・オカダと物語の不在 text 中里勇太

 ジョン・オカダという日系アメリカ人が書いた『ノーノー・ボーイ』(*1)という小説がある。舞台は第二次大戦後すぐのアメリカ・シアトル、主人公はイチロー・ヤマダという日系アメリカ人二世であり、物語の背景には第二次大戦中の日

【Interview】沈黙も、大事なコミュニケーションの一部です〜『日常対話』ホアン・フイチェン監督インタビュー

2016年に台湾で公開され、2017年2月のベルリン国際映画祭テディ賞(LGBT作品賞)に輝いたホアン・フイチェン監督の『日常対話』が、いよいよ日本でも劇場公開される。 本作は、一児の母親となった監督と、台湾独特の文化で

【Review】部屋の内側から描く、五輪へと向かう東京――『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』 text 細見葉介

 写真集のような映画だった。2013年に東京五輪の開催が決まって以来、変貌を加速してきた巨大都市・東京の最前線の現場で何が起こっていたのかを、生活する住民に寄り添った目線からとらえた、青山真也監督の「東京オリンピック20

【Interview】犬の視点から人間を問う――『犬は歌わない』監督インタビュー text 金子遊&ムーリンプロダクション

 現在、全国で劇場公開中の異色の動物ドキュメンタリー『犬は歌わない』。SNS上では公開直前に告知された警告文「本映画は都会で生きる”野生”の犬の視点で描かれています。一部過度に残酷と感じられる可能性があるシーンがあること

【Interview】クルドの青年たちと、喜怒哀楽を共にして 『東京クルド』日向史有監督

入管法「改正」案は廃案になったが、今年3月にはスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが施設収容中に死亡、中国人男性の死亡も発覚するなど、入管(出入国在留管理局)の非人道的な行いに注目が集まっている。抗議運動や署名活動

【Review】寄る辺ない気持ちとフィッシュマンズの魔法――『映画:フィッシュマンズ』 text 日方裕司

 今年でメジャーデビュー30周年を迎えたフィッシュマンズ。7月9日に公開を控える『映画:フィッシュマンズ』は、クラウドファンディングによって制作が実現した172分にも及ぶ長編のドキュメンタリー映画である。  「孤高のバン

【連載】ウディ・アレンの逆説 ポスト・トゥルース時代のスキャンダル① text 大内啓輔

ウディ・アレンはどこにいるのか? ウディ・アレンにとって今のところの最新作となっている『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019)は、昨年7月3日に日本での劇場公開を迎えた。ウディ・アレンの代名詞ともなっているニュー

【Review】めのまえのものに思いを馳せながら――『想像』text 吉田恭大

『想像』は、緊急事態宣言下、2021年の5月28日に公開された。2017年から2019年にかけて上演されたリクリエーション版『三月の5日間』の制作の様子を、主に俳優の板橋優里に焦点を当てて追った作品である。  それじゃ「